3月11日

皆さん、こんばんは。

今日3月11日、東北、日本にとって大きな日だと思います。

 

あの東北大震災から7年。早いわけでもなく遅いわけでもなく、遠い過去でもなく一人一人違う感覚でこの7年を過ごして来られたと思います。

 

僕個人としては、子供の頃からいつか関東大震災が来ると言われてたので、あの2011年3月11日の携帯アラートが鳴った時、ついに来てしまった…。と地震の詳細がわかるまで関東大震災と思い込み身体の力が抜けた感覚は今でも忘れられません。

 

震災当日は秋田市でレッスンをしてたので、秋田市から家に帰るまでの道。

 

人生で初めてすべての信号機が止まってる中での運転。

 

すべてがドライバー達の判断に任される中での運転。

 

いろいろな理由で普段使ってるいる道路が使えず、秋田県に移住して間もなかったから道があまりわからず、カーナビも頼りにならず、迷いに迷って山道をつかっていつもは1時間半で帰れる道のりを3時間以上かけてなんとか帰った時の不安と心細さ。

 

そして停電、何日も続く余震、そしてまた起きる停電、ガソリンをたった1000円入れる為に何時間も行列になって待つ日々、どこのコンビニやスーパーに行っても何もない日々、直接的な被災はなくても、やっぱり心細かった。

 

直接的な被災がなくてもあんなに心細かったのに、被災地の方々はと思うと胸が締め付けれます。

 

でも、ウクレレを弾くお仕事をさせて頂いてる事で、いろいろな被災された場所での演奏に伺わせて頂き、大勢の方とお会いしました。

みんな素敵な笑顔で、本当にいつも笑顔でした。でも話を伺うと言葉を失うような体験ばかり。でも皆さん笑顔で迎えて下さり、帰りにはいつも「来てくれて、ありがとう」と言ってくれます。演奏を聴いて涙を流してくれます。

 

2011年の3月11日、日本は1000年に1度ともいわれる大災害を経験しました。

言葉にするのは難しいけど、毎年3月11日の震災発生時刻、日本中が思い出して心を締め付けられる瞬間がある。

 

今日も秋田市のスタジオから外で歩いていた何人もの人が震災発生時刻になった瞬間、その場に立ち止まって手を合わせている姿が見えた。

その姿を見て改めて日本にとってどれだけ大きな災害だったかというのを思いました。

 

最近テレビで「起きてほしくないと願っても、いつかは必ずまた災害は起きる」というCMがやってるのは皆さんもご存じだと思います。

誰だって起きてほしいなんて思わない。でも本当にいつどこで起きるかなんて誰にもわからない。

だから防災意識を僕自身もしっかり持ち続けないとと思います。

みんなが笑顔でまた再会する為にも。

 

亡くなられた方々に、心からご冥福をお祈り致します。

そして、被災された場所の未来を心からお祈り致します。

 

鈴木昭寿