僕の音楽のスタートは、ピアノ^^/
そして子供の頃から大好きだった、クラシック音楽が僕の原点なんだって今でも良く感じるます。
特に子供の頃から好きなのは、ヴィヴァルディの四季全て。
そして、ベートーベンの月光第1楽章~第3楽章。
そして、リストの愛の夢、ショパンの幻想即興曲や雨だれ。
そんな中で特に好きだったのが、ベートーベンの交響曲第6番田園第1楽章。
子供だった頃なのに今でも鮮明に覚えてる。
とある旅番組で「ここがベートーベンの代表曲、”田園”のイメージになった場所です。(BGM:デデデデ~♪)」とベートーベンが散歩をしたと言われている映像が映った時、オーケストラが奏でる音楽とその映像が本当に一致した。その瞬間鳥肌がたった。
頭の中に緑の田園が浮かび、そして鳥が鳴き風が吹いたのが確かにわかった。
僕がクラシックが好きな理由は、それは音が絵を描く瞬間、そして音が歴史を語る瞬間、そして音が風や色を生む瞬間がある事。
あの時の旅番組でその映像とオーケストラの”田園”が流れた瞬間、確かに音が風に変わった。音が生き物に変わった。音が色に変わった。その事に感動したのを今でも鮮明に覚えてます。
それからというもの、クラシックのいろんな曲を聴くと、その背景にあるものをイメージする事が楽しくなり、バロック、古典、ロマン派など各時期の歴史背景の書いてある本を凄い読み、今でも出張先の本屋さんで作曲家の生涯とかの本を見つけると買って移動中読んでしまう。
ヴィバルディの四季は、有名なのは”春”だけど、僕は夏が凄く好きで、テニスをやって居た時にも試合前に聴いたりしてました。
実は、僕が中学校の頃にテレビで中継されていた全仏オープンテニスの番組の中で流れていたのが、ヴィヴァルディの”夏”でした。
とにかく暑く、そしてヴァイオリンが奏でる激しく燃える旋律がすごくカッコよく、何度も何度も聴いた記憶がある。
そんな中、ヴィヴァルディの四季の中でどうしても理解出来ないのが”冬”でした。
理由は、神奈川育ちの僕は冬の雪を知らないからで、想像が出来なかったから。
でも、北海道に住んでヴィヴァルディの”冬”の内容が分かり、興奮し、そしてヴィヴァルディって凄いって思ったのを覚えてます。
雪は、音もなく降る。前夜まで窓の外はコンクリートの道路だったのに、朝になるカーテンを開けたら白い銀白の世界に音もなく変わる雪の力。
その積もった景色が美しく時には感動を呼ぶ。そして、時には息をのむ恐怖を呼ぶ。
天気が荒れた時の吹雪、そしてホワイトアウトは、雪を初めて経験する僕には本当に怖いもので、そんな心境がヴィヴァルディの”冬”の中間セクションでも描かれている。
その時初めてヴィヴァルディの”冬”が何故こんなにも静かな旋律で始まり、そしてこんなにも攻撃的な旋律に変わるんだという事を知りました。
そんな中知ったのが、パガニーニという作曲家。
超絶的なヴァイオリンの曲を書き、そして演奏したヴァイオリンニスト。
僕の好きなラ・カンパネラという曲もこの人の曲だった事が判明し大興奮した。
そして僕の好きなリストという作曲家が尊敬し憧れたヴァイオリンニストでもあったとの事。
そう、ここでパガニーニとリストが繋がったんです。
ピアノでラ・カンパネラを習っていて僕は、ラ・カンパネラをリストの曲だとばかり思ってたけど、実はリストがパガニーニを尊敬していて、パガニーニのラ・カンパネラの主題を編曲してピアノで弾くラ・カンパネラが生まれて居たんです。
昔も、尊敬する作曲家の曲を編曲したり、憧れたりという事があったという音楽史に大興奮でした。
情景や匂い、色、風を連想させるオーケストラの音楽、そしてパガニーニの会場を盛り上げる音楽、いろいろなクラシックがある事を知り、さらにクラシック音楽が好きになったのを覚えてます。
今でも良く聴くクラシック音楽、自分が音楽家になって改めてクラシックを聴くと思うのは、この人達は本当にすごい!でも、それ以上にこの人達は音楽というものを心から大切に、そして好きだったんだろうなと思うんです。
一つ一つの楽器を愛し、そして楽器一つ一つから発せられる音を愛し、そしてそれらが重なるハーモニーを大事に楽譜に書き、そして音楽というもので表現する事を心から大事にした人達なんだと思います。
自分ももっともっとウクレレや音を大事に音楽と向き合わないと、そう最近さらに思います。
人それぞれ自分の原点となる音楽って違うと思うけど、自分の原点になっている音楽を是非大事にしてもらえたらなって思います☆
だって、その原点があってこそ今きっと音楽と向き合ってるだろうから☆
僕はクラシックというジャンルに魅せられ、今があります。
きっとこの原点がウクレレや作曲に生きる時が来る、そう信じてこれからも頑張ろうと思います^^b
そんな僕の原点のお話でした☆