こんばんは☆
台風がさったと思ったら、また台風ですね(汗)
今週の日曜日に飛行機に乗って東京に移動なので、飛行機が飛ぶ事を祈ってます(><)
最近僕の周りで話題に上がってるのが、”スタジオミュージシャン”という職種の話!
スタジオミュージシャンって何だろうって思う方もいらっしゃるとは思うのですが、とっても簡単に言うとその名前通り、スタジオで誰かのCDのレコーディングなどの為の演奏や、サウンドトラックのレコーディングやCMのサウンドのレコーディングとかをするミュージシャンの事☆
あとは、何かのステージで歌手のバッキングを専門に行う仕事もスタジオミュージシャンの仕事の一つ!
アメリカのミュージシャン友達は、レコーディングミュージシャンっていう言い方をしてました☆
普段僕もたまにスタジオミュージシャンとしてお仕事をさせて頂く事があるのですが、僕は結構スタジオワークが好き^^/
今まで関わらせて頂いたスタジオミュージシャンとしてのお仕事をちょっとご紹介すると。
例えばレコーディングの仕事だと、
・とあるバンドのシングルCDレコーディングの時のウクレレパート
・とある歌手のシングルCDレコーディング
・ラジオのジングルのレコーディング
・テレビCM用の曲のレコーディング
・ある番組の中で使用される楽曲のレコーディング
etc...
ステージでのバッキングの仕事だと、
・POPS歌手のライブでのバッキング
・ハワイアン歌手のバッキング
・フラダンスの伴奏
etc...
こんな感じ☆
一つ一つが重要な役割だから、とっても緊張感のある楽しい仕事です☆
直接クライアントからご依頼の連絡が来たり、仲介業者や仲介人の方を通してご依頼が来るのですが、だいたい決まってるのは、長くて1時間~2時間で全て予定の曲を録らなきゃいけない事!
長引いても2時間くらいがリミットかなって今までの経験だと感じる(汗)
事前に音源と譜面が事務所に届く時もあれば(このパターンは超安心(笑))、曲の雰囲気だけ教えてもらってて譜面は当日に渡され初見で弾く事もある(これが超緊張する8(笑))。
ステージでの歌手のバッキングの仕事とかだと、リハーサルで決まってた事が当日に歌手の気分で変わる事もあるから、それに臨機応変に対応しないといけないから、当日も気を抜けない!(もちろん普段から気を抜く事はないけど(笑))
スタジオミュージシャンとしてお仕事させて頂く時は、個性も大事だろうけど、いかにクライアントだったり歌手の方の希望に応えられるかが勝負だから、アーティストというよりも職人業みたいな感じになるかもしれないです☆
レコーディングの仕事の時とかは突然、「ここからここまで16小節アドリブで何かスパッと弾いて!」なんて言われる事もあり、「スパッとって!?!?」みたいな感じになる事もあるけど(笑)そこでクライアントや歌手がこの曲にどんな思いを込めてるとか、どんな雰囲気にしたいとかそういうのを必死で理解して、それにマッチしたソロを弾かないといけないのがこの職種だと毎回痛感!
僕自身まだまだ、毎回反省ばかりで、クライアントが納得いくソロが弾けてるのか不安になる時もあるけど、完成したCDのサンプルとかを頂いて聴くと、やっぱり嬉しいです^^/
僕が今までの中で一番思い出に残ってるスタジオとステージでの仕事は、スタジオは某メディア局のある番組の中での音楽を全てウクレレのみの楽曲にしたいというプロデューサーの考えで、僕が全曲担当させて頂き必死でレコーディングに臨んだ仕事☆
そして、ステージでは宇宙戦艦ヤマトで有名なささきいさお氏の伴奏を僕のウクレレ1本で担当させて頂いたあの時の仕事☆
某ラジオ局の番組のレコーディングの時は、3本ウクレレを持参した!そして、そのレコーディングルームにも1本秋田杉をわざわざハワイまで持ってってハワイの職人に作ってもらったというウクレレが準備されていて、それも是非使用してほしいとの事で、計4本使用してのレコーディングだった!
番組の内容も伺ってたので、曲に入り込めたし、あとは初見もあったので血相かえ弾いた記憶も(笑)
その後急遽番組の前半と後半の間に挟まってる洗濯機のCMの曲も作ってレコーディングしたいとの事を言われ、その場で作曲して急遽CMまでレコーディングさせて頂いたのですが、これも最初はパニックだったけど、出来あがった曲を聞いたら可愛い曲で頑張って良かったって思いました☆
実はこの放送での全楽曲、僕は聴けてなくて…。嬉しい事に、すごい音楽が好評だったらしく音楽のみの再放送までしてくれたとの事で、絶対いつか聴きたいな♪
ブログ読んで下さってる方で聴いて下さった方いらっしゃるかな??
そして、ささきいさお氏との仕事は、久しぶりに手足が震えた(笑)だって日本の音楽界の大御所だから、すごい緊張でした(汗)
しかも時間の関係上リハーサルはほぼ無し、ちょっとイントロとサビの部分だけを簡単にさらってのものの2~3分だけ。。
でも、僕手足が震えるような緊張の中でのライブが結構好きで、緊張すればするほど満足するライブが出来るんです!
逆に自分で自分を分析すると、あまりライブ前に緊張しないライブは大抵大きなミスが出る(汗)
とはいっても、ささきいさお氏のバッキングの時は、本当に緊張した(汗)
普段日本トップのオーケストラやスタジオミュージシャンの人達の伴奏せ歌ってる大物歌手が、僕のウクレレ1本のみで歌うって(汗)って(><)
もし、もしコード間違えたら大変。。
なぜなら会場に居るのはささきいさお氏をリアルタイムで聴いてた年代のささきいさおファンの皆さん(><)
一曲終わるごとに、「ささきいさお最高!!」なんて、歓声が飛ぶ会場で、もしミスったらなんて思ってドキドキでささきいさお氏の横にスタンバイ。
弾いた曲は、エルヴィス・プレスリーのブルーハワイ。
ささきいさお氏は、和製エルヴィスと呼ばれてるらしくこの曲が選ばれた!
イントロは僕のウクレレのトレモロからスタート!
トレモロでウクレレのコードが響く事4小節、ささきいさお氏が僕の顔を見て、ニコリとほほ笑み、一回会釈すると、あの低い声で歌がスタート!
伴奏者で一緒にステージに上がってるのに、その声に鳥肌がたった!
2小節くらい歌った後に、ウクレレがシャッフルリズムでコードを刻む!
そこからは、本当に楽しかった!
ささきいさおさんがそれに合わせて、軽快に歌ってく!
その歌声に吸い込まれるかのように、勝手に指がコードを変えて行き、いつの間にかささきいさお氏の腕の中で包まれて弾いているかのような不思議な感覚で、何にも恐いものなんて無かったんです!
だって、ささきいさお氏の歌声が僕の左手をやさしく誘導してくれるかのように、自分の身体なのに自然と無意識にコードが変わってく!
弾き終わって最後にささきいさお氏が僕の顔を見て、マイクをはずして小声で「とても良かった。」と言ってにっこり笑ってうなずいて下さったのを今でも昨日の事みたいに覚えてる☆
ソロで弾く時はソロで弾く時の楽しさがたくさんある!
鈴木昭寿というウクレレ奏者の思いを存分にお客さんに伝えようって、オリジナル曲をいっぱい弾いてCDを買って頂いて☆
スタジオミュージシャンは、自分の曲では無く他の人の曲をその人の思いの通りに弾いて、そして自分は裏方に徹する!
でも、僕はそれでもスタジオミュージシャンってとってもやりがいのある仕事だと思う!
番組のレコーディングだってメインは当たり前に番組の内容!曲はそれをサポートするもの☆
でも、その曲のおかげで番組が盛り上がったら、すごい嬉しい!
誰かの歌の伴奏をステージでして、歌手がとても歌ってて気持ち良かったなんて言ってくれたら、本当に伴奏して良かったって思う!
だから僕は、ソロでの出演もすきだしスタジオミュージシャンとしてウクレレを弾く事も大好き!!
僕の夢は、いつかウクレレで映画のサウンドトラックをまるまる担当させてもらう事!
そしてその映画を御所野イオンで観て、映画館で自分の音楽を聴く事!
今年2月に僕がお世話になってるウクレレ奏者の大先輩がウクレレで『抱きしめたい-真実の物語-』という北海道網走を舞台にした映画のサウンドトラックの全曲を担当された!
映画も観たけど、僕の大学4年間過ごした場所ばかり映ってて、びっくり!
でも、内容は悲しくて…。
実は、その映画のサウンドトラックも発売日に購入して、勉強の為に今もすごい聴きこんでる!
僕もいつか、その大先輩みたいにウクレレで映画のサウンドトラックを任せてもらえるようになりたい!
それが僕の大きな目標!!
映画の全編にわたって自分のウクレレの音が大スクリーンに響きわるチャンスを絶対掴んで見せる!!
必ずKisoウクレレとタカミネウクレレと3人でこの目標を掴んでみせる!!
話が脱線しちゃったけど、、
ミュージシャンにもいろんな分野があってそれぞれやりがいのある職業☆
是非、CDのジャケットとかの誰がそのCDのギターを弾いてるとかドラム叩いてるとかを気にしてチェックしてみるのもCDを購入する楽しみの一つだと思います☆☆
よっしゃ!!
これからも、ソロもスタジオも講師も、みんな全力で頑張るぞ!!